日本のオーケストラの最高峰はNHK交響楽団(N響)ですがそのN響の第1コンサートマスターの篠崎史紀氏(マロさん)と来年から音楽大学が今まで取り組んでこなかったことを企画しました。
ひょんなきっかけでK・ミュージックプラン作成の音源を聴いて頂いたところ一度お会いしましょうとお声掛け下さいました。そして12月17日のサントリーホールでのN響、第1825回定期公演後のお疲れのところ霞ヶ関でディナーを頂きながら日本の音楽大学や学生の育成について、あれこれ意見を交わしました。マロさんの留学時代のお話を聞くと日本の音楽大学がセルフプロデュースやマネージメントの分野で遅れているのかが改めて理解出来ました。
日本の音楽大学では楽器演奏や音楽関係の講座など学問として、楽器の技術の向上、コンクールに向けてのレッスンなどを主体とした教育システムですが卒業後の進路やどうやって仕事に繋げていくかのマネージメント的な部分は教えてくれません。
マロさんのレッスンのお話が凄かったのは学生のうちに自分で2時間のコンサートを企画して、弟子にやらせるそうです。通常の音大の試験は前期試験6分、後期試験9分などですから2時間プログラムとなると相当な集中力や体力を必要とします。でも演奏家にはそれが必要で
今日本番で明日は違うプログラムで本番、明後日も違う演奏で本番など、売れてくれば演奏家の皆さんは日本全国飛び回りながら活動しています。
それを学生のうちにやらせて体力を付けさせるそうです。そして試験が終わった10日後には、おさらい会の様な感じで試験曲とは違う曲を演奏させるそうです(^^;
そういう教育は自分が音大時代には受けたことが無かったので、実際に卒業後、社会に出れば当たり前のことを行うマロさん式レッスンは素晴らしいと思いました。
そこで来年から始めるマロさん監修による企画は卒業後演奏仕事を獲得していくために、名刺以外に卒業までに商品価値のあるCDを作らせる。きちんとジャケットなどもデザインされてキャラメル包装をされたCDと名刺をセットで自分自身でプロデュースしていく。CDは売れない時代になってきましたが名刺とセットで渡す場合に、500枚作っても数年で配ってしまうでしょう。
さらにCDは全国販売の流通ルートとネット配信、そして自分自身を広く知って頂くためのホームページ製作まで全てをパッケージングします。
学生のうちにレコーディング、編集&マスタリング、ジャケット製作、HP製作などを理解することで、卒業後にそういったことを全く準備していない方にスタートラインで差をつける企画です♪
来年早々にこちらの企画をスタートします(^^/